海外FXとは、日本国外に拠点を持つ外国為替証拠金取引(FX)の業者を指す。
日本国内にあるFX取引業者とは異なり、海外FX業者は海外の規制下で運営されているため、高いレバレッジや低スプレッドなどの魅力的な取引条件が特徴的だ。
日本の金融庁の管轄外であるため、違法性はないが警告を受けていたりと一定のリスクが伴う。日本人トレーダーが安心・安全に使える優良な取引業者は限られ、万一に悪質な取引業者を利用してしまうと、自己資金を出金できなくなる可能性もある。
FX取引業者は慎重に選ぶべきだからこそ、FXPEDIA編集部は徹底的に調査を行い、2023年最新の安全に取引できるおすすめ海外FX業者をランキングを発表する。
「どの海外FX業者を利用すべきか分からない」という方の不安を解消し、失敗しない海外FXの始め方を知りたい方にも役立つ情報を提供している。
このページでわかること
- 自分にあった最適な海外FXブローカーを選びたい
- 初心者でも取り組みやすい海外FXブローカーを知りたい
- 安全性が高くて評判の良い海外FXブローカーが知りたい
- スプレッドが低くて取引コストが少ない海外FXブローカーを知りたい
上記すべての条件を満たしている人気な海外FX取引業者のおすすめランキングは、以下のとおりだ。
- 1位 XMTrading
- 2位 Exness
- 3位 AXIORY
- 4位 HFM
- 5位 TitanFX
- 6位 Tradeview
- 7位 FBS
- 8位 FxPro
- 9位 iFOREX
- 10位 Traders Trust
- 11位 FXGT
- 12位 IFCMarkets
- 13位 easyMarkets
- 14位 MYFX Markets
- 15位 Gemforex
- 16位 LandFX
- 17位 IronFX
- 18位 Milton Markets
- 19位 Exclusive Markets
- 20位 FXDD
- 21位 IS6FX
- 22位 BigBoss
- 23位 VirtueForex
- 24位 GeneTrade
自分に合った海外FX業者を選びたい方は、以下のフローチャートを活用していただきたい。
このページでは、安全性に重点を置いてブローカーの格付けを実施し、おすすめのブローカーを紹介していく。
海外FX業者のおすすめ総合ランキング|人気を徹底比較
冒頭でも触れたように、トレーダーの目的や経験によって海外FX業者を選ぶ基準が変わるため、ランキングを以下の3つに分けた。
- 利用者が多い人気なブローカー
- ボーナスや使い勝手を重視した初心者向けのブローカー
- 取引スペックを重視したプロ向けブローカー
海外FX業者を適切に評価するために、編集部でのブローカーの利用に加え、利用者にアンケート調査を実施した。その結果をもとに以下の分布図を作成した。
海外FXを利用するトレーダーを対象に、どのブローカーを利用しているか、実態を把握するためのアンケート調査を実施した。結果は以下のとおりである。
初心者向けの業者、プロ向けの業者、利用者の多い業者をランキングにまとめた。結果は以下のとおりである。
初心者向けの業者は、ボーナスの豊富さや使い勝手の良さ、安全性の高いブローカーを基準に選別した。また、プロ向けの業者は取引コスト、取引の公平性、トレーダーの資金の安全性の高いブローカーを基準に選別した。
では、ブローカーごとに取引スペックや特徴を詳しく解説していく。
XMTrading
XMTradingは、言わずと知れた日本人の海外FX口座開設数がNO.1のブローカーである。日本人が海外FXを利用する動機となっている以下の3大要素が揃っている。
- レバレッジが高いこと。
- ボーナスプログラムが充実していること。
- ゼロカットシステムを実装し、ロスカットレベルが低いこと。
また、XMTradingは近年、ストップレベルの廃止、CFD銘柄のスプレッド縮小、仮想通貨CFDの取扱い再開とスワップフリー、最大レバレッジの引き上げなど、取引スペックの改善も随時実施している。
XMTrading(当時はXM)は日本に参入した時期も早く、メガブローカーである信頼感と上記の要素が日本人トレーダーに好まれている。XMTradingが日本国内の海外FXの基準を構築したと言っても過言ではないだろう。また、現在でもその地位にあぐらをかかず、常にサービス向上に努めていることも好印象だ。
XMTradingのデメリットは、海外FXのイメージ通り、国内FXブローカーよりスプレッドが広めに設定されていることだ。ただし、上記の通り、CFD銘柄のスプレッドは業界トップクラスの狭さを誇る。また、ボーナスプログラムも充実しているため、初心者から中級者まで幅広いトレーダーにおすすめできるブローカーである。
Exness
Exnessは、業界屈指の取引スペックと安全性を兼ね備えたブローカーである。
Exnessの最大の特徴は、無制限レバレッジ(21億倍)で取引が可能なことである。ハイレバレッジを第一に求めるトレーダーにはこれ以上ない取引環境である。
Exnessはスプレッド比較にて1位を受賞しており、ゴールド・インデックス(指数)・仮想通貨・株式・一部通貨ペアでスワップフリーを導入している。無制限レバレッジ以外でも業界トップクラスの取引スペックの高さを誇っているのだ。
さらに、Exnessはグループで6つの金融ライセンスを保有している。The Financial Commissionへの加盟によりトレーダーに最大2万ユーロの補償がある点、世界四大監査法人による監査および財務実績を毎月開示している点などから、企業としての安全性や透明性も高い。
Exnessの唯一のデメリットは、ボーナスプログラムを一切開催していないことだ。しかし、上記のとおり取引コストを他社より低く抑えることができるため、ボーナス重視のトレーダーも、一度Exnessを使用してみるとよいだろう。
Exnessは無制限レバレッジだけのブローカーではない。スプレッド、スワップポイントなどの取引スペック、安全性なども総合的に高水準であることから、FXPEDIA編集部が自信を持っておすすめする海外FXブローカーである。
AXIORY
AXIORYは、安全性に特化した中上級者向けブローカーである。トレーダーの資金の安全性を求めるのであれば、国内FX、海外FXを含め、AXIORYが第一の選択肢となる。
完全信託保全にてトレーダーの資金を管理しており、金融庁により完全信託保全が義務化されている国内FXブローカーと同レベルの安全性を誇る。完全信託保全では、AXIORYが破綻した場合、トレーダーに証拠金+含み損益(スワップポイントも含む)が返還される。
さらに、AXIORYは第三者機関であるThe Financial Commissionに加盟している。加盟ブローカーに過失等が認められた場合、The Financial Commissionからトレーダーに最大2万ユーロが補償される。
また、他の多くの海外FXと同様に、AXIORYもゼロカットシステムを実装しているため、追証の可能性は極めて低い。国内FXブローカーは追証のリスクがあるため、AXORYは国内FXブローカー以上に補償制度が充実していることになる。
AXIORYは、安全性が高い一方、最大レバレッジは400倍と海外FXとしては低めの設定となっている。また、ボーナスプログラムの内容は決して豪華とは言えない。
ただし、口座残高が1,000万円まではレバレッジ制限がかからない。また、AXIORYはボーナスには消極的だが、スプレッドの狭さは業界トップクラスなので、取引コストを抑えることができる。
このことから、AXIORYはある程度資金力のあるトレーダーに向いていると言えよう。
HFM
HFMは、数多くの金融商品を取り扱うヨーロッパの大手ブローカーだ。以前のブランド名は「HotForex」である。
FXやメジャーなCFDはもちろん、株式CFDは約1,000銘柄、債券やETF、仮想通貨と幅広い金融商品を取扱っており、HFM一社で金融ポートフォリオを組むことが可能だ。
豊富な金融商品を取扱っており、FXやメジャーなCFDはもちろん、株式CFDは約1,000銘柄、債券やETF、仮想通貨と、HFMのみでポートフォリオを組むことを可能としている。
HF Market Groupは、グループ全体で8つの金融ライセンスを取得している。また、1人あたり最大500万ユーロまで補償する保険に加入している。この保険は、エラー・脱落・過失・詐欺など金銭的損失につながる多様なリスクをカバーする補償内容となっている。
このような背景から、HFMが安全性と豊富な資金力を備えたブローカーであることが分かる。HFMは数多くのボーナスプログラムを実施しており、初心者から上級者まで幅広いトレーダーにおすすめである。
TitanFX
TitanFXは、取引スペックの良さが売りのブローカーである。
TitanFXは独自技術「Zero Point テクノロジー」により、他社の追随を許さない低スプレッド・約定スピード・流動性・為替レートを実現している。
特筆すべきは、TitanFXではどのような状況でも最大レバレッジである500倍で取引が可能な点だ(ただし株式CFDと仮想通貨CFDは20倍)。他社では、口座残高か有効証拠金残高、もしくは保有ロット数が多くなると最大レバレッジが低く制限されるが、TitanFXはレバレッジ制限を設けていない。
また、TitanFXはThe Financial Commissionに加盟しているため、TitanFXに過失等が認められた場合、トレーダーに最大2万ユーロが補償される。TitanFXは大金を運用するトレーダーはもちろん、スキャルピングやデイトレードなど短期売買を中心としたトレーダーにもおすすめである。
TradeView
Tredeviewは、高額運用を目的とした上級トレーダー向けのブローカーである。
一般的に海外FXには、ハイレバレッジ・豪華なボーナスプログラムといったメリットのイメージが先行する。Tradeviewはそれらのイメージとは正反対の特徴を持つブローカーである。最大レバレッジは500倍と海外FXでは低めで、ボーナスプログラムは一切ないが、ロスカットレベルは100%と国内FX並みに高い。
TradeviewのILC口座は、透明性の高い取引方式であるECN方式を採用しており、取引手数料が低く、スプレッドも狭い。ただし、最低取引数量は0.1ロットと、初心者にはやや敷居が高い設定である。
それ以外にも、トレーダーの資金が信託保全にて管理されている点、資金が約10億円になるまではレバレッジ制限がない点、ボーナスプログラムは一切実施していない点から、Tradeviewは初心者向けブローカーというよりも高額運用者向けブローカーと言えるだろう。
また、Tradeviewの日本語公式ホームページにはほとんど情報がなく、日本語サポートはメールのみである。海外FXの知識が少ないトレーダーは手を出しにくいだろう。
FBS
FBSは、2009年創業の歴史あるブローカーである。
FBSはグループ全体で5つの金融ライセンスを取得している。中でも、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)とキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスは取得がむずかしく、信頼性が高い。
また、大々的に公表していないが、FBSはトレーダーの資金を完全信託保全で管理している。海外FXで完全信託保全で資金を管理しているブローカーは極めて珍しく、貴重な存在である。
一方で、FBSの最大レバレッジは3,000倍と海外FXの中でも高い設定だが、実際にレバレッジ3,000倍を使用できるのは有効証拠金が200米ドル以下の場合のみと、かなり限定的である。
FxPro
FxProは、2006年創業の老舗ブローカーである。
FxProはプリンシパルによって運営されており、欧州圏では多くのトレーダーから老舗ブローカーとして認識されている。また、情報開示に積極的で、資金管理先銀行の公開や信頼度調査の結果を公式ホームページにて公開している。
FxProは、ハイスペック取引プラットフォームとして知られる”cTrader”を使用できる数少ないブローカーの一つでもある。
iFOREX
iFOREXは、FXPEDIAで紹介している全ブローカーの中で最古の歴史を持つブローカーである。FCA(イギリス)やCySEC(キプロス)ライセンスを保有しており、歴史と安全性を兼ね備えている。
1996年創業のiFOREXは、日本人にとって海外FXの先駆け的存在である。ハイレバレッジで一攫千金を狙うトレーダーの通称として「アイフォ戦士」という造語ができたほどである。
iFOREXの最大レバレッジは400倍であり、現在の海外FX業界では決して高い設定ではないが、ロスカットレベルは0%である。証拠金が完全に尽きるまでポジションを保有できるため、通称「アイフォ戦士」達に好まれている。
iFOREXの取引方式はDD方式である。DD方式を敬遠するトレーダーもいるが、DD方式のおかげでボーナスプログラムやロスカットレベル0%を実現できているのも事実である。
また、iFOREXはスキャルピングと自動売買を禁止している。短期売買やEA(自動売買ソフト)による運用を目的としているトレーダーは、iFOREX以外のブローカーを検討しよう。
Traders Trust
Traders Trustは、取引の透明性に特化した完全なるA-bookブローカーである。
海外FXの取引方法はNDD方式が主流であり、DD方式が取引方式の主流の国内FXと比較して、取引の透明性が高いとされている。Traders Trustは、透明性の高いNDD方式の中でも、さらに取引の透明性が高いMarket Execution(マーケットエクセキューション)方式で全ての注文を処理している。
Traders Trustのように完全A-bookを公表しているブローカーは極めて珍しく、取引の公平性を重要視するトレーダーに人気がある。
Traders TrustのVIP口座の取引コストは業界トップクラスの低さを誇るが、初回最低入金額は200万円と高額な設定になっている。また、Traders Trustの親会社はCySEC(キプロス)のライセンスを取得しているが、日本人を管理する会社はバミューダにて法人登録しているだけで、金融ライセンスを保持していないことも留意しておきたい。
Traders Trustはボーナスプログラムを常時開催しているが、付与されるクレジットにはクッション機能がなく、出金ルールも極めて厳しい設定である。ボーナス目的のトレーダーには向いていない。
FXGT
FXGTは、2019年に誕生したばかりの新しい海外FX業者であり、わずか3年の運営年数にもかかわらず、積極的にユーザーの声を反映して7万人を超えるユーザー数を誇っている。キプロス金融庁のライセンスを保有しており、新興ブローカーでありながら高い安全性が特徴の一つ。
FXGTは、ビットコインなどの仮想通貨に最大1,000倍のレバレッジをかけてトレードすることができる唯一の海外FX業者でもある。さらに、業界トップレベルの豪華なボーナスキャンペーンが特徴で、口座開設ボーナス10,000円分のほか、最大135万円分の入金ボーナスもある。
FXGTのデメリットは、スプレッドが広いということや、取引コストが比較的高めに設定されていることが挙げられるが、仮想通貨トレーダーにとっては非常に魅力的な環境であり、日本語サポートも非常に充実している。FXGTの口座開設ボーナスを活用して、無料体験をしてみることをおすすめする。
海外FXブローカーの評価基準と格付け
FXPEDIA編集部で独自に設けた評価ガイドラインに基づいて厳正にブローカーを評価し、S〜Dランクの5段階で格付けを実施した。
特に安全性に最も重きを置いた評価基準としている。FXPEDIA編集部は、取引スペックより安全性を重視しているからだ。いくら取引スペックがよいブローカーであっても、出金拒否やトラブルに巻き込まれてしまっては元も子もない。なお、このページで紹介しているブローカーはその心配は少ない。
評価基準 | 評価基準について |
---|---|
安全性 | 運営実績があり、かつ信頼度の高い金融ライセンスを所持していることが望ましい。地域によって必要なライセンスが異なるため、対象のブローカー自体が所持しているライセンスだけでなく、運営会社の母体・グループのライセンス所持状況も評価の対象としている。トレーダーの資金の厳格に管理していたり、補償保険に加入していたりすれば、安全性は高いと判断した。 |
アカウント | ブローカーの口座タイプ、取引方式(DD/NDD)、レバレッジ、ゼロカットシステムの有無といった基本的な取引スペックを基準として評価した。ブローカーがトレーダーにとって使いやすい取引環境を提供できていれば評価が高くなる。 |
取引手数料 | 取引コストを低く抑えられるかどうかを最重視して評価した。スプレッド、スワップポイントは取引に最も関係が深い取引コストであるため、低いほどよい評価とした。ボーナスや入出金の手数料なども付加要素として評価基準とした。 |
取扱銘柄の種類 | 取引可能な通貨ペア、商品、銘柄の種類と数を基準に、多いほどよい評価とした。仮想通貨や他ブローカーにはない銘柄の取り扱いがあれば、高く評価した。なお、トレードに困らない程度の通貨ペア数があることをボーダーラインとしている。 |
取引ツール | 利用できる取引ツールの種類の多さを評価した。MT4/MT5、cTrader、ブローカー独自のツール、モバイルでの取引アプリの有無を軸に、トレーダーが快適に取引するためのツールが提供されているかを基準としている。 |
サポート | トレーダーが安心して利用できるサポート体制が整っているかを重視して評価した。海外FXでは日本語対応していないブローカーもあるため、日本人スタッフの有無、メール、チャットの返信の早さは評価の際に重要視した。 |
評価 | 各ランクについて | 社数 |
---|---|---|
Sランク 3.5 ~ 5.0 | 信頼のおける優良ブローカーで選んで間違いない。「安全性」「スペック」「取引手数料」「サポート」の項目で一定以上の評価があり実績も伴った、バランスの取れたブローカー。 | 3 |
Aランク 3.0 ~ 3.4 | Sランクと同様に、安全性や取引スペック面に問題がない優秀なブローカー。Sランクのブローカーと比較して取引スペック面で多少見劣りするが、ボーナスプログラムに積極的。ボーナスを受け取りたいトレーダーにおすすめ。 | 7 |
Bランク 2.5 ~ 2.9 | スペック面には問題がないが、金融ライセンス、顧客資金の管理方法、補償保険などに不安要素が残るブローカー。過去にトラブルを起こしたブローカーもあるが、誠意のある補填を実施している。その辺りを気にしないトレーダーにおすすめ。 | 5 |
Cランク 2.0 ~ 2.4 | 上位ランクのブローカーと取引スペックを比べると見劣りし、安全性面にも不安要素が残るブローカー。様々な面で物足りなさを感じるだろう。 | 4 |
Dランク 0.0 ~ 1.9 | 安全面、スペック面でに疑問があり、利用するメリットが感じられない。また低評価の口コミが散見され、口座開設はよく検討する必要がある。 | 5 |
Sランクの海外FXブローカー
ブローカー | 総合評価 | 取引コスト | レバレッジ | ボーナス | 取扱銘柄の種類 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
Exness | Sランク 4.1 | 4.0 | 4.5 | 4.5 | 4.0 | 4.0 |
XMTrading | Sランク 4.0 | 3.0 | 4.0 | 4.5 | 4.0 | 4.5 |
AXIORY | Sランク 3.9 | 4.0 | 4.0 | 4.0 | 4.5 | 4.5 |
Aランクの海外FXブローカー
ブローカー | 総合評価 | 安全性 | アカウント | 取引手数料 | 取扱銘柄の種類 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
HFM | Aランク 3.4 | 4.0 | 4.0 | 3.0 | 4.0 | 3.0 |
TitanFX | Aランク 3.4 | 3.0 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 4.5 |
Tradeview | Aランク 3.3 | 2.5 | 3.0 | 3.5 | 3.0 | 3.0 |
FBS | Aランク 3.3 | 3.5 | 3.0 | 3.0 | 3.5 | 3.0 |
FXPro | Aランク 3.2 | 4.0 | 3.0 | 2.0 | 4.5 | 1.5 |
iFOREX | Aランク 3.2 | 4.0 | 2.0 | 3.5 | 5.0 | 4.0 |
TradersTrust | Aランク 3.1 | 2.5 | 3.0 | 2.5 | 3.0 | 3.0 |
Bランクの海外FXブローカー
ブローカー | 総合評価 | 安全性 | アカウント | 取引手数料 | 取扱銘柄の種類 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
FXGT | Bランク 2.9 | 3.0 | 3.5 | 4.0 | 3.5 | 3.5 |
IFCMarkets | Bランク 2.9 | 2.5 | 2.5 | 2.0 | 4.5 | 2.0 |
easyMarkets | Bランク 2.8 | 3.5 | 3.0 | 1.5 | 3.5 | 2.0 |
MYFX Markets | Bランク 2.7 | 2.0 | 3.0 | 3.5 | 3.0 | 3.0 |
Gemforex | Bランク 2.7 | 2.0 | 3.5 | 4.5 | 1.5 | 4.5 |
Cランクの海外FXブローカー
ブローカー | 総合評価 | 安全性 | アカウント | 取引手数料 | 取扱銘柄の種類 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
LandFX | Cランク 2.4 | 3.0 | 2.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
IronFX | Cランク 2.4 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 2.0 |
Milton Markets | Cランク 2.4 | 3.0 | 2.5 | 3.5 | 2.5 | 4.0 |
Exclusive Markets | Cランク 2.3 | 2.5 | 3.0 | 3.0 | 4.0 | 1.0 |
Dランクの海外FXブローカー
ブローカー | 総合評価 | 安全性 | アカウント | 取引手数料 | 取扱銘柄の種類 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
FXDD | Dランク 1.9 | 1.0 | 1.0 | 3.0 | 3.0 | 1.0 |
IS6FX | Dランク 1.9 | 1.0 | 2.5 | 3.5 | 2.0 | 2.5 |
BigBoss | Dランク 1.8 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 1.0 | 3.0 |
VirtueForex | Dランク 1.8 | 1.5 | 2.0 | 1.5 | 2.0 | 2.0 |
GeneTrade | Dランク 1.7 | 2.0 | 2.0 | 1.5 | 1.5 | 3.0 |
海外FXと国内FXの違いとポイント
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
最大レバレッジ | 平均500倍~1,000倍 | 最大25倍 |
ゼロカット | あり | なし |
スプレッド | 広い | 狭い |
スワップポイント | マイナスが多い | プラスが多い |
ボーナス | 多い | 少ない |
取引方式 | 主にNDD | 主にDD |
税金 | 不利 | 有利 |
金融庁の許可 | なし | あり |
海外FXと国内FXの主な特徴をまとめた。海外FXのメリットとデメリットの詳細を説明する。
海外FXのメリット
ハイレバレッジによるダイナミックな取引
国内FXでは最大レバレッジは25倍に規制されている。海外FXではレバレッジの規制がないため、国内FX以上にレバレッジを掛けた取引が可能である。
つまり、国内FX以上に大きなポジションを保有することができるのが海外FXの魅力の一つである。このことから、海外FXの方が国内FXよりも証拠金に対し取引数量の選択肢が多いと言える。詳しくはレバレッジの比較と制限・規制にて解説している。
ゼロカットシステムによりマイナス残高をリセットできる
ゼロカットシステムとは、証拠金を超えたマイナス残高をブローカーがゼロ(リセット)にしてくれるシステムだ。海外FXの多くはゼロカットシステムを導入している。
証拠金以上の負債を「追証」と呼ぶ。ブローカーの保持する金融ライセンスがゼロカットシステムの導入を義務化している場合もある。しかし、国内FXは金融庁によりゼロカットシステムの導入を禁止されているため、海外FXと比較して追証が発生するリスクが高い。
2015年に起きたスイスフランショックで多くのトレーダーが追証に苦しめられたことは記憶に新しい。ゼロカットシステムを実装したブローカーで取引をしていれば、トレーダーは証拠金以上の負債を背負うことはない。
豪華なボーナスを駆使することで証拠金以上に取引が可能
海外FXの多くは、ボーナスプログラムやキャッシュバックキャンペーンを積極的に開催している。(別ページにて口座開設ボーナス、入金ボーナスの比較を実施した。)
- 新規口座開設ボーナス
- 初回入金や入金ボーナス
- 抽選式ボーナス
- 取引数量に応じたキャッシュバック
- 友達紹介によるキャッシュバック
- トレードコンテストによる賞金
- VPSの無料提供
各ブローカーにより金額やプログラム内容は大きく異なるが、海外FXは国内FXよりも豪華なボーナス・キャッシュバックを提供していることが多い。
通称「未入金ボーナス」は、新規口座開設で手に入れることができるボーナスである。口座に資金を入金しなくても取引を始めることができ、利益が出れば出金することも可能だ。
NDD方式による公平な取引
海外FXでは、取引方法にNDD方式(No Dealing Desk)を採用している場合が多い。それに対し、国内FXの大半はDD方式(Dealing Desk)を採用している。
ディーリングデスクを設置することで相対取引を行うことが可能となるため、トレーダーが勝てばブローカーの損失、トレーダーが負ければブローカーの利益と、トレーダーとブローカーは利益相反の関係が成り立つこと。このことからNDD方式の方が透明性が高いと言われている。詳しくは取引方式(DD/NDD)の違いによるメリット・デメリットを参照。
海外FXのデメリット
スプレッドは広め
海外FXの多くは、国内FXよりもスプレッドが広めである。
一部の海外FXでは、スプレッドをゼロとする代わりに取引手数料を支払う口座タイプがある。しかし、スプレッド+取引手数料のコストパフォーマンスでは、国内FXに劣る。
また、海外FXでは変動制スプレッドが主流だが、国内FXでは原則固定スプレッドが主流である。国内FXは一般的にスプレッドが狭いので、その上「原則固定スプレッド」となれば、スキャルピングやデイトレードに最適な取引環境のように思えるが、DD方式を採用しているブローカーではこれらを禁止している場合が多い。詳しくはスプレッドの解説と比較を実施した記事を参照。
スワップポイントはマイナススワップが多い
海外FXでは、同一通貨ペアのロングとショートどちらもマイナススワップであることが多々ある。
一方、国内FXではどちらかはプラススワップ、どちらかはマイナススワップであることが一般的である。また、国内FXの方がプラススワップが高い傾向にある。このため、スワップ狙いのトレードは国内FXの方が向いている。
ただし、一部の海外FXはスワップフリー制度を導入している。スワップフリーの場合、プラススワップを得ることはないが、マイナススワップを支払う必要もない。詳しくはスワップポイントの解説記事を参照してほしい。
税金面では不利
海外FXでは、利益を上げるほど税金面で冷遇される。海外FXには累進課税が適用されているからである。税率は15%~55%の間で変動する。それに対し、国内FXは所得の大小に関係なく、固定税率20.315%の累進分離課税が適用される。また、国内FXは損失を3年間繰越すことができるが、海外FXでは損失を繰越することはできない。
海外FXで法人口座を開設すると、税率を15~23.2%に抑え、損失繰越を10年間に伸ばすことができる。コンスタントに利益を得ることが可能であれば、法人口座の開設を視野に入れるのも良いだろう。法人口座を作成するメリット・デメリットにて詳しく解説している。
金融庁の許可を得ていない
海外FXとは、金融庁(JFSA)の許可が下りていない、すなわち金融庁に規制されていないブローカーを指す。外資系企業であっても、金融庁の認可が下りていれば国内FXとなる。詳しくは金融監督機関と金融ライセンスのページを参照してほしい。
金融庁は、金融庁の許可なく日本人にサービスの提供をしているブローカー等に対し警告を出している。日本語での広告は、警告対象の条件の1つであるため、日本語のホームページを持つブローカーの多くは、日本語で広告しているとみなされ、金融庁から警告を受けている。また、金融庁の警告には行政処分や営業停止といった処罰を科す効力はない。
よくある質問(FAQ)
- 海外FXのメリットを教えて
-
国内FXでは真似できない、ハイレバレッジ・ゼロカットシステム・豪華なボーナスプログラム。レバレッジを使用して取引をする場合は、ゼロカットシステムを導入しているブローカーをおすすめする。
- 海外FXのデメリットを教えて
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国内FXよりもスプレッドが広く、スワップポイントはマイナスが多い。税制面で冷遇されているので、コストパフォーマンスが悪い。
- 海外FXは安全か?
-
海外FXでは、大半のブローカーがゼロカットシステムを採用しているので、入金額以上の損失(追証)が発生するリスクが少ない。一方、信託保全でトレーダーの資金を管理している海外FXは数少ない。
しかし、ごく一部の海外FXでは、ゼロカットと信託保全や補償制度・補償保険に加盟・加入して、国内FX以上の安全性を確保している。
- 海外FXの分別管理・信託保全とは?
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分割管理とは、ブローカーの運営資金口座とトレーダーの運用資金口座を分割して管理する資金管理方法。その分割管理の中でも、トレーダーの資金を信託保全銀行に預ける資金管理方法を信託保全と呼ぶ。
さらに、ブローカーが破綻した場合、トレーダーの証拠金と現在の含み損益を合わせた全額を返還する完全信託保全と、返還上限金額が決まっている一部信託保全の2つがある。
- 海外FXの出金拒否は本当か?
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国内外を問わず、ブローカーの禁止事項や規約違反を犯した場合、最悪の処置としてブローカーが出金を拒否することはありうる。しかし、出金拒否で儲けようとする悪徳業者が存在するのも事実である。
あまり名前の聞かないブローカーを利用する必要もない。悪徳業者の被害に遭わないよう、一定の知名度があるブローカーで取引をすることをおすすめする。
総評
世間には数えきれないほどのブローカーが存在するが、正直、胸を張っておすすめできるブローカーはその中でもごくごく一握りである。
FXPEDIAでは24のブローカーを紹介してきたが、本ページでは安全性に重きを置き、さらに10のブローカーを厳選した。
ただし、どのブローカーを選んでも100%安全と言い切ることはできない。ブローカーがどうこう以前に、投資をすること自体が自己責任である。それを十分承知の上で、余剰資金で運用することをおすすめする。