BigBossに対するFXPEDIA編集部の評価は「口座開設は慎重に考えるべきブローカー」と厳しいものになった。
安全性・透明性・取引環境の全てにおいて特筆すべきところはなく、むしろ不安になることばかりである。これといった強みがないばかりか、ブローカーとして重要な安全性が担保されていない。我々のみならず、広告色の強いサイトであっても、トレーダーにBigBossを強くおすすめするのは難しいだろう。
この手のブローカーの場合、豪華なボーナスプログラムで集客することが多いが、BigBossで常時行われているボーナスプログラムは取引数量に応じたボーナスのみである。また、取引数量に応じたボーナスの場合、多くのブローカーはキャッシュバック(出金可能ボーナス)をするが、BigBossではクレッジットとして配布するに留まっている。
金融ライセンス・取引方式・スプレッド・取扱商品数など改善すべき点だらけのブローカーであるため、おすすめはできない。海外ブローカーの口座開設を検討するならば、FXPEDIA内で紹介している海外FXおすすめブローカーを選択肢にしてほしい。
評価項目 | 評価 |
---|---|
安全性 | 2.0 |
スプレッド | 1.5 |
スワップポイント | 3.0 |
レバレッジ | 3.5 |
ボーナス | 3.0 |
取扱銘柄数 | 1.0 |
サポート | 3.0 |
総合評価 | 1.8 |
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BigBossの口コミ・評判
取得済みの金融ライセンスであるSVG FSAは信頼性が低い。他の海外FX業者は高い信頼性の金融ライセンスを取得している中、わざわざ信頼性の低いBigBossを選ぶ理由はない。
豪華なボーナスを売りにしている他社と比べると、特別目を引くものはない。よくある口座開設ボーナスなどだけでなく、BBPというポイントによるボーナスがあるが、あまり興味はわかない。
BigBossは追証なしのゼロカットシステムを採用しているので、マイナス分があってもカバーしてもらえます。1,111倍のレバレッジを活用してのトレードも安心して行えるでしょう。
BigBossポイントが付与される、一風変わったボーナスがある。ポイントを消費してガチャを引くと最大で5,000USドルのボーナスが当たるなど、楽しみながらボーナスを活用できるだろう。
ただでさえ取り扱い銘柄が少ないのに、いずれの通貨ペアもスプレッドが広い。特にマイナー通貨ぺアのスプレッドは非常に広いから、取引の際は注意しよう。
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BigBossのメリット

BigBossの利用者を対象に「メリットだと思うところ」についてアンケート調査を実施した。BigBossの多くの利用者がメリットに「サポート対応が良い」と回答した。
BigBossは、日本人スタッフが複数人在籍しており、ネイティブな日本語によるサポートを受けることができる。メリットに「レバレッジ999倍」が挙げられているが、現在は、最大レバレッジ1,111倍に引き上げられている。
BigBossのカスタマーサポート
対応方法 | 日本語対応時間 | スピード |
---|---|---|
ライブチャット | 平日 10:00 ~ 18:00 | 即時 |
メール | 平日 10:00 ~ 18:00 | 24時間以内 |
電話 | 平日 10:00 ~ 18:00 | 時間指定 |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分でうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、BigBossでは日本語対応しているためそういった心配はない。
BigBossのレバレッジ
2021年4月1日より最大レバレッジが999倍に変更、さらに約1年半後の2022年9月1日からは最大レバレッジ1,111倍に変更となった。以前まで最大レバレッジ555倍であったため、最大レバレッジが約2倍へと大幅に更新された。
レバレッジ規制
口座残高が200万円以上の場合は、最大レバレッジは555倍となる。
口座残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
~1,999,999円 | 1,111倍 |
2,000,000円~4,999,999円 | 555倍 |
5,000,000円~9,999,999円 | 200倍 |
10,000,000円以上 | 100倍 |
ただし、以下の商品では上記のレバレッジ規制を受けず、固定レバレッジとなる。
銘柄 | 固定レバレッジ |
---|---|
日経平均株価指数 | 200倍 |
Forex Exotic | 100倍 |
インデックス(日経平均を除く) | |
エネルギー | |
仮想通貨CFD | 50倍 |
BigBossのボーナス
現在、BigBossは、BigBossポイント(BBP)という、取引量に応じたポイント制ボーナスプログラムを実施している。CRYPTOS口座口座以外が対象で、6BBP=$1のクレジットと交換することが可能だ。
取引量に応じたボーナスプログラムを実施している他社の場合、現金に交換することで出金することが可能、もしくは初めから現金にて付与されることが多いが、BBPはクレジットとしてのみ使用できる。
BigBossポイント(BBP)
BBPは、下記の商品を取引することで獲得できる。
取引商品 | 1ロットあたりの獲得BBP |
---|---|
Forex Major | スタンダード口座:16 プロスプレッド口座:6 |
Forex Minor | |
Forex Exotic | |
仮想通貨CFD | 2 |
CFD (Metal, Index, Energy) | 1 |
BBPには、以下の点に注意が必要である。
- ボーナスの出金は不可
- ポジション保有時間が10分未満の取引はBBPの集計対象外
- ポイント(BBP)は1日一回前日の取引数量を集計して配布
- 集計ロット数の小数点以下は、翌日の集計に繰り越し
- 最終取引日から30日間入金又は取引がない場合、獲得したBBPはすべて消滅
- 複数口座を保有・利用している場合は、BBPは各口座単位の取引量を基に算出され、算出後にポイント数を合算する
- キャッシュバックサイト等で開設した口座はBBP対象外
BigBossのデメリット

BigBossの利用者を対象に「デメリットだと思うところ」についてアンケート調査を実施した。デメリットに「取引ツールの少なさ」と回答をした。
デメリットに「取引ツールの少なさ」が挙げられているが、現在はMT4とMT5にも対応と改善されている。
BigBossのスプレッド・取引手数料
スプレッドに関しては、前述した通り、BigBoss公式ホームページに「極狭スプレッド」と記載がある。しかし、実際にはECNとは思えぬほど広い設定だ。
また、プロスプレッド口座は1ロットあたりの取引手数料が4.5USDと高めの設定となっており、海外FXの中ではスプレッドの設定は広い部類といえる。公式ホームページの記載を鵜呑みにしないよう注意してほしい。
BigBossの取引手数料
口座タイプ | スタンダード口座 | プロスプレッド口座 | FOCREX口座 |
---|---|---|---|
FX | 無料 | 片道4.5USD(1Lots) | – |
CFD | 無料 | – | – |
仮想通貨CFD | 5分以内に決済した場合は片道0.2% | – | – |
仮想通貨現物 | – | – | 片道0.2%(1Lots) |
BigBossのスワップポイント
現在の海外FXブローカーのスワップポイントの多くがマイナススワップが多いことを考慮すると、”並”といったところだ。ただし、仮想通貨CFDのスワップポイントの仕組みは、以下のとおり他社とは大きく異なる。
BigBossの仮想通貨CFDは、1日3回、日本時間5:05・13:05・21:05にスワップが発生する(サマータイム時は – 1時間)。また、ショートを保有しスワップ発生時間まで持ち越していた場合、すべての銘柄でプラススワップが付与される。これは対USDだけではなく、対JPYであってもプラススワップが付与される。
BigBossの取扱銘柄の種類
銘柄 | 種類 |
---|---|
外国為替 | 43通貨ペア |
貴金属 | 4銘柄 |
エネルギー | 4銘柄 |
コモディティ | なし |
個別株 | なし |
インデックス | 14銘柄 |
ETF | なし |
仮想通貨 | 43銘柄 |
上記の記載はスタンダード口座とCRYPTOS口座を合わせたBigBossとFOCREXで取り扱っている全商品である。プロスプレッド口座の場合はFXのみ、CRYPTOS口座の場合は現物仮想通貨のみ、スタンダード口座は上記の現物仮想通貨以外の取引が可能だ。
他社と比較すると、FXとCFDの取扱商品数が圧倒的に少ない反面、仮想通貨関連はまずまず充実している。実は、BigBossはBigBossCoin(BBC)というトークンを発行している。このことから、BigBossはFXブローカーというより、FXも取引できる仮想通貨ブローカーになりつつあるようだ。
BigBossの安全性・信頼性
運営会社 | Prime Point LLC |
所在地 | 1/F, First St Vincent Bank Ltd Building James Street Kingstown St. Vincent and the Grenadines |
設立年 | 2013年 |
公式ホームページ | https://www.bigboss-financial.com/ |
BigBossは”Prime Point LLC”が運営している。Prime Point LLCはそれ以外にも、BigBossの姉妹ブランドの”CRYPTOS”という仮想通貨ブローカーも運営している。
BigBossの金融ライセンス
社名 | 金融ライセンス |
---|---|
Prime Point LLC | セントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA) – 380 LLC 2020 |
BigBossは、2020年5月15日にセントビンセント・グレナディーン諸島にて、SVG IBCライセンスを取得した。
BigBossは、以前はニュージーランドのFSP(Financial Service Provider Register)ライセンスの下、運営していた。しかし、FXPEDIA編集部ではFSPを”金融”ライセンスとは位置付けてはいない。ニュージーランドで金融ライセンスと呼べるものは、FMA(ニュージーランド金融市場庁)ライセンスである。しかし、FSPライセンスも2015年4月23日に登録解除となる。
BigBossは分割管理を採用
BigBossでは分割管理による資金管理方法を採用している。しかし、管理を担当する銀行名などの詳細は一切公開していない。また、補償保険についても公式ホームページにて触れられていないため、未加入であると推測できる。
BigBossの口座開設と入出金の手順
- 新規会員登録をする
- ユーザー本登録をする
- 本人確認書類を提出する
- 証拠金の入金をする
- 取引を始める
BigBossの新規口座開設の方法

手順1.新規会員登録をする
BigBossのホームページから口座開設を行う。画面の表示に従い、下記順番にてフォームに必要事項の入力をする。
- 取引プラットフォーム
- 口座タイプ
- 名前
- 生年月日
- メールアドレス
- 国籍/居住地
入力が完了すると登録したメールアドレスに、ログインに必要な情報が記載されたメールが届く。

手順2.ユーザー本登録をする
マイページにログインして、ユーザー本登録を進める。個人情報を入力するが、すべて半角英数字での入力が必要となる。
- 性別
- 生年月日
- 国籍
- 居住地
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号

手順3.本人確認書類を提出する
最後に本人確認書類を提出する。本人確認書類として身分証明書、現住所証明書の2つをアップロードする必要がある。
また、裏面の提出も必要な場合は、「備考・特記欄」からアップロードする。
提出した書類は、約1営業日以内に審査が完了する。承認されると書類受理のメールが届く。
BigBossの入出金の方法
BigBossの入金方法は「国内銀行入金」「海外銀行入金」「クレジット/デビットカード」「Bitcoin」「オンラインウォレット」に対応している。
国内銀行送金で入金する際、5万円以上入金した場合は手数料無料となるが、5万円未満の場合は1,000円の手数料が掛かる。また、USD口座に円から入金した場合、入金金額から1,000円の手数料として引かれたうえ、BigBossのレートにてUSD換算される。
クレジットカードで入金した場合、直近30日間で入金できる限度額は5,000USD(50万円)までだ。
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 口座反映時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 5万円以上:無料 | 1,000円 | 2~5営業日 |
5万円未満:1,000円 | |||
海外銀行送金 | 無料 | なし | 2~5営業日 |
クレジット/ デビットカード | 無料 | 50,000円 (500ドル) | 即時~1営業日 |
bitwallet | 無料 | 10,000円 | 即時~1営業日 |
BXONE | 無料 | 5,000円 (50ドル) | 即時~1営業日 |
仮想通貨 (BTC・ETH・USDT) | 無料 | なし | 即時~2営業日 |
仮想通貨※ | 無料 | なし | 即時~2営業日 |
- FOCREX口座のみ対応しており、EXC・NEO・OMG・QASH・RSVC・XRPが対象となる。
BigBossの出金方法は、「銀行送金」「仮想通貨」「bitwallet」「BXONE」に対応している。
出金方法にはクレジットカードがなく、クレジットカードで入金した場合でも、出金はクレジットカード以外の方法で行わなければならない。
また、クレジットカードで入金した場合、原則60日以内の出金を行うことはできないため注意が必要だ。BigBossは、原則60日以内の出金を行えない理由を「クレジットカード枠の現金化目的などを防止する関係上」としている。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 口座反映時間 |
---|---|---|---|
銀行送金 | 2,000円(20ドル) | なし | 2~5営業日 |
bitwallet | 無料 | なし | 1~5営業日 |
BXONE | 無料 | なし | 1~5営業日 |
仮想通貨※ | 各通貨により異なる | なし | 1~5営業日 |
- FOCREX口座のみ対応している。
BigBossのよくある質問
BigBossの取引方式を教えて
BigBossの取引方式は、スタンダード口座ではNDD/STP、プロスプレッド口座ではNDD/STPとNDD/ECNのハイブリットである。
口座維持手数料はかかるか
BigBossでは、120日間トランザクション(入金・取引・資金移転)がない場合、休眠ユーザーとなる。休暇ユーザーとなると、BBP(BigBossポイント)及び保有する全ての口座からクレジットボーナスが失効する。
休暇ユーザーとなってから1か月後、毎月5米ドルの口座維持手数料が発生する。口座残高がゼロとなった場合、口座解約となる。
BigBossは追証になる可能性はあるか
スタンダード口座とプロスプレッド口座、FOCREX口座では、BigBossに不正な取引と判断された場合、ゼロカットが執行されない可能性がある。つまり追証が発生する可能性がある。
BigBossはスキャルピング可能か
「スキャルピングでの取引に厳しい制限は設けていない」としていながらも、ガイドラインには下記の記載がある。
但し、お客様の口座から注文頻度が膨大な量となり当社サーバーの執行能力に支障を与えると担当部門が判断した場合、カバー先の規約である高頻度取引(HFT)に抵触したとされた場合には、利用規約第5条に沿った処置を行わせて頂く場合もございます。
引用元:BigBossのガイドライン
レイテンシートレーディングとは、ブローカーがカバー先に注文を流すまでの間のタイムラグを使った手法だ。レイテンシーとは、通信の遅延時間のことである。各ブローカーで商品によりレイテンシーにばらつきがあり、レイテンシートレーディングをするためにはその癖を見抜く必要がある。しかし、とても一般人が真似できることではない。
どちらにしろ、スキャルピングは行わないのが無難だろう。また、裁量取引だけではなく、EAの場合でも同様にスキャルピングを禁止事項としている。
BigBossは両建て可能か
全ての両建てを禁止しているわけではない。以下3点の両建てをした場合について、注意喚起している。
- 指標発表時などの両建て取引
- 2つの口座での両建て取引
- 両建て取引を高頻度で行い不正取引の可能性があると判断した場合
指標発表時や2つの口座間での両建てを禁止しているブローカーは多く存在する。しかし、「両建てを高頻度で行い」という表現は曖昧であり、BigBossが「頻度が高い」と判断すれば両建てを禁止することができてしまう。このため、両建てを行わないのが無難だろう。
BigBossでは指標発表時を狙った取引は可能か
BigBossでは、経済指標などレートの急変動を狙った取引を禁止している。理由は、「ゼロカットを執行するした場合BigBossの負担となるため」としている。
BigBossで取引禁止事項を行ってしまった場合はどうなるか
BigBossで取引禁止事項を行った場合、ゼロカットの執行拒否・口座凍結・取引停止・取引取り消し・出金不可などの対応を受ける場合があるため注意が必要である。
- FXPEDIAが定める評価ガイドラインに従い評価を行った。
- BigBossのアンケート調査結果はこちら
- 最新の情報はBigBoss公式ホームぺージを参照。
- BigBossの各種規約:契約条件|ガイドライン|プライバシーポリシー
- 掲載内容に関する指摘・問い合わせはこちら

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