easyMarketsの最大の特徴と言えば、webプラットフォームでのみ使用できるユニークな機能、フリーズレート・dealCancellation・easyTradeだが、編集部ではこれらの機能にさほど魅力を感じないとの意見で一致した。
フリーズレートは確かにスキャルピング向きの機能ではある。しかしeasyMarketsで最狭スプレッドを誇るVIP口座であっても、3秒値動きを止めたところで使いどころは限られている。重要指標の発表前後など、比較的大きなボラティリティが想定できるタイミングでスキャルピングする場合は重宝するかもしれないが、使い道は限られておりメリットに感じない。
ただ上記はFXPEDIA編集部の意見であり、うまく使えるトレーダーの方であれば重宝する機能なのかもしれない。いずれにしろ、easyTradeが提供している独自機能は玄人向きの仕様である。
easyMarketsは、他社にはない様々な独自機能が存在する。しかし、独自機能を使用しない場合、正直easyMarketsを利用するメリットは、TradingViewで直接取引が可能なことと豊富なボーナスプログラムの2つのみであろう。TradingViewは前述の通り、対応ボーナスプログラムが少ないため、2大メリットを同時に享受することはできない仕様となっている。
ボーナス目的で取引をするのであれば、easyMarkets以上に豪華なボーナスプログラムを実施しているブローカーで試した後、easyMarketsを使用するのもいいだろう。
評価項目 | 評価 |
---|---|
安全性 | 3.5 |
スプレッド | 2.0 |
スワップポイント | 2.0 |
レバレッジ | 1.5 |
ボーナス | 4.0 |
取扱銘柄数 | 4.0 |
サポート | 2.0 |
総合評価 | 2.8 |
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easyMarketsの口コミ・評判
入金ボーナスの受け取りには申請が必要です。しかも事前連絡です。カスタマーセンターへの問い合わせをしないと入金ボーナスを受け取れない点に注意しましょう。
サポートチャットの日本語対応時間は、平日24時まで対応してくれる。日本語対応時間外にGoogle翻訳英語で問い合わせをしてみたが、とても分かりやすく丁寧に答えてくれた。
TradingViewを使える海外FX業者はeasyMarketsくらい。高機能チャート分析ができるTradingViewを取引ツールとして使いたい人は、easyMarketsを選ぶと良いだろう。
他社にないスプレッドのポイントとして、easyMarketsは市場の乱高下によって変動しない点があります。重要指標であったり早朝であったりしても、スプレッドはそのままなので気にする必要はありません。
easyMarketsも、他の海外ブローカーと同じようにマイナススワップが多い。どちらかというとマイナスが強めであるから、スワップポイントによる取引には全く向かない。
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easyMarketsのメリット

easyMarketsの利用者に「メリットだと思うところ」をアンケート調査を実施した。easyMarketsの多くの利用者がメリットに「スプレッドが原則固定」という回答をした。
easyMarketsのスワップポイント
近年の海外FXブローカーのスワップポイントは、ロング・ショート共にマイナスとなっているブローカーが多いが、easyMarketsでは他社よりマイナス要素が強い。
また、通常は水曜日のニューヨークタイム終了時がスワップ3倍デーだが、株価指数・仮想通貨CFDは金曜日の市場終了時がスワップ3倍デーとなっている。
easyMarketsのカスタマーサポート
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分でうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、easyMarketsでは日本語対応しているためそういった心配はない。
対応方法 | 日本語対応時間 | スピード |
---|---|---|
ライブチャット | 平日 15:00 ~ 24:00 | 即時 |
メール | 平日 15:00 ~ 24:00 | 24時間以内 |
電話 | 平日 15:00 ~ 24:00 | 時間指定 |
easyMarketsのボーナス
easyMarketsは海外FXとしてはボーナスプログラムに積極的なブローカーだ。初回入金ボーナスと再入金ボーナスは、クッション機能付きのボーナスを提供している。他社のような小難しいルールは設定されていないので利用しやすい。
初回入金ボーナス
Trading View以外の取引プラットホームに対応しており、初回入金金額に対して最大2,000USDのボーナスが付与される。付与されるボーナスは初回入金金額によって決まり、以下の通りである。
初回入金額 | 付与されるボーナスの割合 | 付与されるボーナス額 |
---|---|---|
$100~$199 | 30% | $30~$60 |
$200~$1,000 | 50% | $100~$500 |
$1,001~$5,000 | 40% | $400~$2,000 |
初回入金ボーナスには、以下の点に注意が必要である。
- 100USD以上の初回入金後、カスタマーサポートに連絡することでボーナスが付与される
- クッション機能あり
- 30日間1度も取引をしていない場合、ボーナスが消滅
- ボーナスの出金は不可
- 出金した場合、出金額の50%のボーナスが消滅
再入金ボーナス
webプラットフォームとMT4のみ対応しており、5万円以上の入金に対し、20%のボーナスが付与される。初回入金ボーナスには最大23万円もしくは50%分という制限があるが、再入金ボーナスには最大ボーナス受取額が設定されていない。再入金した金額の20%のボーナスを再入金のたびに受け取ることが可能だ。
初回入金ボーナスについては以下の点に注意が必要だ。
- 5万円以上の再入金後、カスタマーサポートに連絡することでボーナスが付与される
- クッション機能あり
- 30日間1度も取引をしていない場合、ボーナスが消滅する
- ボーナスの出金は不可
- 出金した場合、出金額の50%のボーナスが消滅する
キャッシュバック制度
すべての取引プラットフォームに対応しており、VIP口座および5,000USD以上の入金実績のある顧客に対し、1ロット取引するごとに1.25USDのキャッシュバックが付与される。
キャッシュバック制度については、以下の点に注意が必要だ。
- キャッシュバック対象となるための条件を満たし、カスタマーサポートに連絡する必要がある
- 月々の取引量を集計し、各月の最終日から5営業日以内にトレーダーの取引口座に振り込まれる
- 合計50USD以上のキャッシュバックを受取後、出金可能
easyMarketsの取扱銘柄の種類
銘柄 | 種類 |
---|---|
外国為替 | 97通貨ペア |
貴金属 | 19銘柄 |
エネルギー | 5銘柄 |
コモディティ | 7銘柄 |
個別株 | 63銘柄 |
インデックス | 9銘柄 |
ETF | なし |
仮想通貨 | 20ペア |
上記では、webプラットフォームで取引可能な商品数を記載している。webプラットフォーム以外の取引プラットフォームでは、上記の記載とは商品数が異なる。
また、webプラットフォームでは通常の取引の他にも、先物・バニラオプション(基本的なオプション取引)・easy Tradeと取引方法が豊富にあり、商品数×取引方式とした場合、取引の選択肢は他社を寄せ付けないほどバリエーション数となる。
easyMarketsのデメリット

easyMarketsの利用者に「デメリットだと思うところ」をアンケート調査を実施した。デメリットに「スプレッドが広い」と、メリット、デメリット共にスプレッドに関する回答が一番多い結果となった。
国内FXの多くが原則固定制スプレッドを採用しており、海外FXより狭いスプレッドを提供している。このことから、日本人トレーダーは固定制スプレッド=狭いスプレッド、という固定概念があるが、海外FXでは、一般的には固定制スプレッドの方が変動制スプレッドより広いスプレッドを提供していることが多い。
easyMarketsのスプレッド・取引手数料
easyMarketsのMT5口座以外は原則すべて、固定スプレッドとなっており、どの口座タイプでも取引手数料は発生しない。
また、下記では他社海外FXブローカーとのスプレッド比較を実施した。DDブローカーは一般的にスプレッドが狭いが、easyMarketsは決して狭いスプレッドでトレーダーを優遇しているブローカーではないことが見てとれる。
スタンダード口座 | DDブローカーとは思えないほどスプレッドは広めに設定されている。 |
プレミアム口座 | こちらもスタンダード口座同様にスプレッドは広い。また、最低入金20万円からと敷居が高い。 |
VIP口座 | VIP口座になるとスプレッドの広さが多少軽減されるが、他社のDDブローカーと比較するとまだ広い。 |
MT5口座 | easyMarketsで唯一の変動制スプレッドを採用しており、easyMarketsの中では最も狭いスプレッドを誇る口座だ。ただし、変動制のため、指標発表時などは大きくスプレッドが広がる可能性もある。 |
easyMarketsのレバレッジ
easyMarketsでは、最大のレバレッジ倍率が取引プラットフォームにより異なる。最大のレバレッジ倍率は、独自プラットフォームとTrading Viewでは最大200倍、MT4は400倍、MT5では500倍となっている。
現在多くの海外FXブローカーがレバレッジの底上げで競い合い、最大21億倍(実質レバレッジ無制限)のブローカーもある中、easyMarketsは今のところハイレバレッジで他社と勝負をするつもりはないようだ。
また、easyMarketsでは口座残高・有効証拠金残高・保有ロット数などによるレバレッジ制限はない。
easyMarketsの安全性・信頼性
easyMarketsは”Blue Capital Markets”の子会社により運営されている。easyMarketsは2001年創業と老舗だが、日本参入は2019年からとまだ日が浅いため、日本人にはあまりなじみがない。
運営会社 | EF Worldwide Limited |
所在地 | Island House, Grande Rue, St. Martins, Guernsey GY4 6RU, Channel Island |
設立年 | 2001年 |
公式ホームページ | https://www.easymarkets.com/int/ja/ |
easyMarketsの金融ライセンス
日本在住者は”EF Worldwide Ltd”により管理されている。”EF Worldwide Ltd”は1社で2つの金融ライセンスを保有しており、日本在住者はBVIFSCにより規制されている。
社名 | 金融ライセンス |
---|---|
Easy Forex Trading Ltd | キプロス証券取引委員会(CySEC) – 079/07 |
Easy Markets Pty Ltd(旧 Easy Forex Pty Ltd) | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) – 246566 |
EF Worldwide Ltd | 英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC) – SIBA/L/20/1135 セーシェル金融庁(FSA) - SD056 |
easyMarketsは分割管理を採用
easyMraketsの資金管理区分は分割管理だ。公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。また、補償保険に関しての記載も一切ないため、未加入であることが想定される。
easyMarketsの口座開設と入出金の手順
- 新規会員登録をする
- 個人情報の登録
- 本人確認書類を提出する
- 証拠金の入金をする
- 取引を始める
easyMarketsの新規口座開設の方法

手順1.新規会員登録をする
easyMarketsのホームページから口座開設を行う。画面の表示に従い、下記順番にてフォームに必要事項の入力をする。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
- 電話番号
入力が完了すると登録したメールアドレスに、ログインに必要な情報が記載されたメールが届く。

手順2.個人情報の登録
マイページにログインして、個人情報の入力を行う。
- アカウントの詳細
- 経済的プロフィール
- 知識&経験

手順3.本人確認書類を提出する
本人確認書類を提出する。本人確認書類として身分証明書、現住所証明書の2つをアップロードする必要がある。
提出した書類は、約1営業日以内に審査が完了する。承認されると次に電話による本人確認が行われる。
easyMarketsの日本人スタッフから登録した電話番号に着信がある。いくつか簡単な質問があり、答えると全ての確認が完了したことになる。
easyMarketsの入出金の方法
easyMarketsの入金方法は、「銀行送金(海外)」「デビット/クレジットカード(VISA・mastercard・AMEX・Maestro・AstroPay)」「オンラインウォレット(bitwallet・STICPAY)」の計8種類だ。
どの方法で入金しても入金手数料は無料だ。また、最低入金額は各口座タイプの最低入金額に準ずる。
入金方法 | 口座反映時間 | 入金手数料 |
---|---|---|
海外銀行送金 | 1~3営業日 | 無料 |
デビット/ クレジットカード | 即時 | 無料 |
オンラインウォレット (bitwallet・STICPAY) | 1営業日 | 無料 |
- デビット/クレジットカードは、VISA・mastercard・AMEX・Maestro・AstroPayに対応している。
easyMarketsの出金方法は入金方法と同じく、「銀行送金(海外)」「デビット/クレジットカード(VISA・mastercard・AMEX・Maestro・AstroPay)」「オンラインウォレット(bitwallet・STICPAY)」の計8種類だ。
海外銀行送金以外は最低出金額の指定はない。また、出金手数料はすべての出金方法で無料だ。
出金方法 | 最低出金金額 | 口座反映時間 | 出金手数料 |
---|---|---|---|
海外銀行送金 | 5,000円 | 2~3営業日 | 無料 |
デビット/ クレジットカード | 指定なし | 最大2~3ヵ月 | 無料 |
オンラインウォレット (bitwallet・STICPAY) | 指定なし | 1営業日 | 無料 |
- デビット/クレジットカードは、VISA・mastercard・AMEX・Maestro・AstroPayに対応している。
easyMarketsのよくある質問
easyMarketsの取引方式を教えて
easyMarketsは取引方式としてDD方式を採用している。DD方式は、トレーダーとインターバンク市場の間にブローカーが介在するため、トレーダーとインターバンク市場が直接取引するNDD方式と比較すると、透明性が低い。
しかしその反面、webプラットフォームではDDブローカーならではの他社にはない機能、ゼロスリッページが実装されている。
easyMarketsでスキャルピングはできるか
easyMarketsにスキャルピングについて問い合わせたところ「スキャルピングは可能だが、日本時間6:00~9:00の3時間は遠慮していただきたい」との回答を得た。後述する「フリーズレート」はまさにスキャルピングのための機能と言っても過言でないため、easyMarketsはスキャルピングに積極的なDDブローカーと言える。
また、多くのDDブローカーではスキャルピング規制の一環として大口取引をする際は事前連絡をする必要があるが、easyMarketsではそのような取り決めは特にない。
easyMarketsで両建てはできるか
easyMarketsでは悪意がある両建て(Hedging in bad faith)を禁止している。買い注文と売り注文をほぼ同時に同量エントリーすると”悪意がある”取引と解釈されてしまうため、注意が必要だ。
- FXPEDIAが定める評価ガイドラインに従い評価を行った。
- easyMarketsのアンケート調査結果はこちら
- 最新情報はeasyMarkets公式ホームぺージを参照。
- easyMarketsの各種規約:同意書/利用規約|利益相反に関するポリシー|注文実行ポリシー|リスク免責事項|苦情の処理|個人情報保護方針
- 掲載内容に関する指摘・問い合わせはこちら

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