IronFXを辛辣な評価をするサイトや口コミが多いが、日本撤退や中国でのデモに関する口コミには個人的に同情するところもある。
ただ、それもIronFXが明言していることであり、今となっては何が真実か知ることは難しい。FXPEDIAは中立の立場で評価することをモットーとしているため、この件に関しては評価対象としない。
ただ、IronFXがキプロス証券取引委員会(CySEC)から違反行為を指摘され、和解金を支払った件については、何に違反したのか気になるところではある。また、Notescoグループは、FRAやASICといった信頼性の高い金融ライセンスを所持している一方、日本在住者を管理する”Notesco UKLimited”は金融ライセンスを所持しておらず、不安が残る。
口座スペックはかなり複雑であり、公式ホームページを読んだだけで全てを理解するのは極めて困難だ。時間をかけて解読し、他の海外FXブローカーと比較をしてみたところで、これと言って特筆すべき点がないのが正直なところである。
IronFXで口座開設を検討しているのなら、STP/ECN口座:アブソルトが無難だろう。ただし、IronFX以外のブローカーに目を向ければ、スプレッドに特化したブローカー、レバレッジに特化したブローカー、ボーナスプログラムに特化したブローカー、資金の安全性に特化したブローカーなどさまざまな選択肢があるため、一度他社を検討してみてもよいだろう。
評価項目 | 評価 |
---|---|
安全性 | 3.0 |
スプレッド | 3.0 |
スワップポイント | 3.0 |
レバレッジ | 3.0 |
ボーナス | 3.5 |
取扱銘柄数 | 3.0 |
サポート | 2.0 |
総合評価 | 2.4 |
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IronFXの口コミ・評判
IronFXのボーナスはなかなか充実している。しかし、口座によってボーナスが付かなかったり申請しないと貰えなかったりなど、条件がめんどくさい点は否めない。
IronFXでのスワップ取引はおすすめしません。マイナススワップが多いからです。スワップ取引なら国内のFX業者にしておきましょう。
CySECやFCAなど、一見するとかなり高い信頼性の金融ライセンスを取得している。しかし、日本人向けとなると話は別だ。金融ライセンス未取得となり、一気に不安感が増す。
電話やチャットの日本語サポート対応時間は、平日であれば14時から25時まで対応。欲を言えば土日も対応してほしいが、平日深夜まで対応してくれるだけでも良いだろう。
IronFXはスキャルピングOKのブローカーです。大きなメリットである狭いスプレッドを有効活用できる点は嬉しいですね。スキャルパーにとって、スプレッドが狭いに越したことはないでしょう。
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IronFXのメリット

IronFXの利用者に「メリットだと思うところ」をアンケート調査を実施した。IronFXの多くの利用者がメリットに「レバレッジ1,000倍」「ボーナスがある」と回答した。
IronFXのレバレッジ
IroxFXでは、セント口座とLive口座では最大レバレッジ1,000倍、STP/ECN口座では最大レバレッジ500倍で取引可能だ。
レバレッジ規制
Live口座では、取引ロット数と有効証拠金残高の2つの条件により最大レバレッジが制限され、STP/ECN口座では有効証拠金残高によってのみ最大レバレッジが制限される。セント口座は有効証拠金によるレバレッジ制限はない。
最大レバレッジ | 有効証拠金残高 | 1銘柄の保有ロット数 |
---|---|---|
1,000倍 | ~$9,999 | 100ロット以上保有で 最大レバレッジ500倍 |
500倍 | $10,000~$49,999 | 100ロット以上保有で 最大レバレッジ200倍 |
200倍 | $50,000~$99,999 | 100ロット以上保有で 最大レバレッジ100倍 |
100倍 | $100,000~ | 150ロット以上保有で 最大レバレッジ50倍 |
最大レバレッジ | 有効証拠金残高 |
---|---|
500倍 | ~$499 |
200倍 | $500~$49,999 |
100倍 | $50,000~ |
IronFXのボーナス
IronFXでは、定期的にボーナスキャンペーンを開催しており、豪華さは”並”といったところである。しかし、自らボーナス申請しない限りボーナスを受け取ることができないため、初回の入金前に確認しておくとよいだろう。
また、全てのボーナスでは以下4点の共通する注意点が存在する。
- 対象口座はLive口座|スタンダード/プレミアム/VIPのみ
- ボーナスの有効期限は30ヵ月
- ボーナスは出金不可
- 出金時、同額のボーナスが消滅
100%無制限シェアリングボーナス
受取金額の上限がなく、入金に対して100%のボーナスを受け取ることができる。ただし、利益が出た場合でも損失を出した場合でも、IronFXと50%:50%でシェアすることとなる。「100%無制限」というネーミングからすると一番豪華に見えるが、実はかなり保守的な内容のボーナスだ。
40%パワーボーナス
500USD(約5万円)以上の入金に対して40%のボーナスを受け取ることができる。上限は1,600USD(約16万円)となっている。上述の100%無制限シェアリングボーナスとは打って変わって分かりやすく、他社で言う一般的な入金ボーナスに近い。
また、口座残高が5USDを下回り、全てのポジションが決済している状態で入金した場合、受取上限まで追加ボーナスを受け取ることができる。
20%アイアンボーナス
100USD(約1万円)以上の入金に対して20%のボーナスを受け取ることができる。Live口座:変動・固定の最低入金は1万円であるため、申請さえすれば誰でもボーナスを受け取れる仕組みとなっている。
また、口座残高が5USDを下回り、全てのポジションが決裁済みの状態で入金した場合、受取上限金額まで追加ボーナスを受け取ることができる。
IronFXのカスタマーサポート
対応方法 | 日本語対応時間 | スピード |
---|---|---|
ライブチャット | 平日 14:00 ~ 25:00 | 即時 |
メール | 平日 24時間 | 24時間以内 |
電話 | 平日 14:00 ~ 25:00 | 時間指定 |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分でうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、IronFXでは日本語対応しているためそういった心配はない。しかし、あまりきめ細かな対応ではなく、質問に対して詳しい回答は得られない印象だ。
IronFXの取引手数料・スプレッド
IronFXでは、Live口座:ゼロスプレッドのスプレッドは狭いが、手数料は高額である。一方、STP/ECN口座:アブソルトは、スプレッド比較ランキングでも上位にランクインするほどのスプレッドの狭さを誇る。
STP/ECN口座|ゼロ固定
STP/ECN|ゼロ固定口座では、名称の通りスプレッドは存在しない。しかし、手数料はかなりの高額である。ちなみに、以前は「Live口座|ゼロスプレッド」の名称であった。
通貨ペア | 1ロットあたりの手数料(片道) |
---|---|
EURUSD USDJPY | 9USD (約900円) |
GBPUSD USDCAD USDCHF EURGBP AUDUSD | 11.5USD (約1,150円) |
EURCHF NZDUSD EURJPY | 14USD (約1,400円) |
GBPCHF GBPJPY | 21.5USD (約2,150円) |
Live口座|スタンダード/プレミアム/VIP
まず口座開設時に変動制スプレッドか固定制スプレッドか選択することができる。次に入金額によりランク分けされ、ランクが上がるほど好待遇になり、狭いスプレッドで取引が可能となる。またLive口座では、取引手数料はかからない。
口座タイプ | 総入金額 |
---|---|
スタンダード | ~1,999USD |
プレミアム | 2,000USD~ |
VIP | 20,000USD~ |
IronFXの取扱銘柄の種類
銘柄 | 種類 |
---|---|
外国為替 | 88通貨ペア |
貴金属 | 8銘柄 |
エネルギー | 9銘柄 |
コモディティ | 8銘柄 |
個別株 | 145銘柄 |
インデックス | 24銘柄 |
ETF | なし |
仮想通貨 | なし |
上記の記載はIronFXで取り扱っている全ての商品であり、各口座タイプで取扱い商品が大幅に違う。通貨ペアで言うと、最大ペア数はLive口座:変動・固定の83通貨ペア、最小ペア数はSTP/ECN口座:ノーコミッションの61通貨ペアとなっている。
また、他社ではあまり見かけない”Currency Futures(通貨先物取引)”が取引可能となっており、EUR・JPY・BGP・AUD・CHFを単体で先物取引することができ、DXY(ドル指数)も取引可能だ。ただし、IronFXの先物取引はスワップが発生するため、注意が必要だ。
IronFXのスワップポイント
スワップポイントはマイナスが多い。ただ、近年の海外FXブローカーのスワップポイントはマイナスが多いことを踏まえると、”並み”といったところだ。
IronFXのデメリット

IronFXの利用者に「デメリットだと思うところ」をアンケート調査を実施した。デメリットに「過去にトラブルがある」と回答をした。
正直、レバレッジ1,000倍で取引が可能かつボーナスプログラムを実施しているブローカーは、IronFX以外にも多く存在する。それに対し、IronFXのようなトラブルを起こしたことがあるブローカーはそう多く存在しない。
IronFXの取引ツール
IronFXでは、MT4のみの取り扱いでありMT5は利用できない。
またVPS(仮想専用サーバー)は月額30USD(約3,000円)で貸し出ししているが、全口座残高が5,000USD(約50万円)以上で月に5ロット以上取引をしていれば無料で貸し出ししている。他社ではVPS口座の残高により無料貸し出ししているブローカーが多いが、IronFXは所有している口座の総残高で判断してくれるため、良心的だ。
IronFXの安全性・信頼性
運営会社 | Notesco Limited |
所在地 | Veritas Place, 6th Floor,65 Court Street, Hamilton HM 12 Bermuda |
設立年 | 2010年 |
公式ホームページ | https://www.ironfx.com/ja/ |
IronFXは様々な悪評が多いが、事実を確認することは難しい。しかし、日本人を管理している”Notesco Limited”は金融ライセンスを所持していないことは事実であり、懸念材料である。
IronFXの金融ライセンス
Notescoグループは5社、4つのライセンスを所持している。このうち日本在住者は”Notesco Limited”により管理されるが、前述のとおり”Notesco Limitedは金融ライセンスを所持していない。
公式ホームページに記載されているのは、あくまで企業登録をしているという内容のみである。企業登録していても金融ライセンスを所持しているわけではないため、注意が必要だ。
社名 | 金融ライセンス |
---|---|
Notesco Financial Services Limited | キプロス証券取引委員会(CySEC) – 125/10 |
Notesco UKLimited | 英国金融行動監視機構(FCA) – 585561 |
Notesco PtyLimited | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) – 417482 |
Notesco SA(Pty)Limited | 南アフリカ金融サービス委員会(FSCA) – 45276 |
Notesco Limited | なし |
IronFXは分割管理を採用
IronFXの資金管理区分は分割管理だ。公式ホームページには銀行名などの詳しい記載はない。また、補償保険に関しての記載も一切ないため、保険に未加入であることが推測できる。
IronFXの口座開設と入出金の手順
- 新規会員登録をする
- メールを確認する
- 本人確認書類を提出する
- 証拠金の入金をする
- 取引を始める
IronFXの新規口座開設の方法

手順1.新規会員登録をする
IronFXのホームページから口座開設を行う。画面の表示に従い、下記順番にてフォームに必要事項の入力をする。
- 個人情報
- 取引口座

手順2.メールを確認する
入力が完了すると、登録したメールアドレスにログインに必要な情報が記載されたメールが届く。

手順3.本人確認書類を提出する
最後に本人確認書類を提出する。本人確認書類として身分証明書、現住所証明書の2つをアップロードする必要がある。
提出した書類は、数日以内に審査が完了する。承認されると完了メールが届く。
IronFXの入出金の方法
IronFXの入金方法は、「銀行送金(国内・海外)」「デビット/クレジットカード(VISA・mastercard・AstroPay)」「オンラインウォレット(bitwallet・STICPAY・PerfectMoney)」「仮想通貨(BTC)」の9種類だ。どの方法で入金しても、入金手数料は発生しない。
入金方法 | 最低入金額 | 入金手数料 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 10,000円 | 無料 |
海外銀行送金 | 10,000円 | 無料 |
VISA | 5,000円 | 無料 |
mastercard | 5,000円 | 無料 |
AstroPay | $50 | 無料 |
bitwallet | 5,000円 | 無料 |
STICPAY | ー | 無料 |
PerfectMoney | $50 | 無料 |
Bitcoin | ー | 無料 |
IronFXの出金方法は、入金方法と同じく「銀行送金(国内・海外)」「デビット/クレジットカード(VISA・mastercard・AstroPay)」「オンラインウォレット(bitwallet・STICPAY・PerfectMoney)」「仮想通貨(BTC)」の9種類だ。利益分の出金は、海外銀行送金とbitwalletでのみ対応している。
出金方法 | 最低出金額 | 出金手数料 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 10,000円 | 無料 |
海外銀行送金 | 10,000円 | 無料 |
VISA | 5,000円 | 無料 |
mastercard | 5,000円 | 無料 |
AstroPay | ー | 無料 |
bitwallet | 5,000円 | 無料 |
STICPAY | $50 | 無料 |
PerfectMoney | $50 | 無料 |
Bitcoin | 5,000円相当 | 無料 |
IronFXのよくある質問
IronFXの取引方式を教えて
IronFXでは、Live口座はDD方式、STP/ECN口座はNDD方式だ。
STP/ECN口座では、IronFXの判断によりNDD/STP、NDD/ECNのいずれかに切り替わるが、ゼロスプレッド・アブソルトゼロでは、どちらの方法で注文を処理されたとしても取引手数料は発生する。つまり、IronFXのSTP/ECN口座は一般的に言うNDD/STP方式であり、「ノーコミッションはNDD/STP、ノーコミッション以外は取引手数料が発生するNDD/STP」という認識でいいだろう。
IronFXのロスカットレベルを教えて
IronFXでは、Live口座のロスカットレベルは20%、Live口座|ゼロスプレッドとSTP/ECN口座は50%となっている。
以前は、STP/ECN口座ではロスカットレベル80%と海外FXブローカーとしては高めに設定されていたが、現在では50%に軽減された。しかし、海外FXブローカーの平均が20%であることを考慮すると、まだまだ高めの設定である。
- FXPEDIAが定める評価ガイドラインに従い評価を行った。
- IronFXのアンケート調査結果はこちら
- 最新情報はIronFX公式ホームぺージを参照。
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