LandFXは、取引スペック特化型に大幅リニューアルしたことにより、今後に期待できるブローカーと評価する。
リニューアル以前は追証が発生する可能性があり、決しておすすめできる海外FXブローカーではなかった。しかし2022年3月28日のリニューアルに伴い、以前は積極的に実施していたボーナスプログラムを一切廃止し、ボーナス特化型ブローカーから取引スペック特化型へと大幅に方向転換した。
最大の改善点は、間違いなく追証の廃止である。リニューアル前は最大レバレッジ500倍にもかかわらず、ゼロカットシステムが実行されない可能性があったため、トレーダーは追証のリスクを抱えて取引しなくてはならなかった。しかし、リニューアル後は独自の制度”自動マイナスリカバリー”により、トレーダーは追証の可能性がなくなった。
FXPEDIA編集部では、そもそもハイレバレッジとゼロカットシステム(LandFXでは自動マイナスリカバリー)がセットでない限り、利用すべきブローカーではないと考えている。このため、リニューアルによりLandFXが追証を廃止したことは大きく評価する。
LandFXは、追証の廃止以外にも、ECN口座の取引手数料の引き下げ・最低入金金額の引き下げ・最低取引ロット数の引き下げ、ロスカットレベルの引き下げ・スワップフリーの取引が可能等、さまざまな面で取引スペックを改善した。そのなかで、追証廃止の次にインパクトがある改善は、レバレッジ無制限が使用可能となったことだ。
まだリニューアルからさほど月日が経っていないため評価しにくいが、さらなる改善や今後のユーザーの評価を見て口座開設を検討するのもよいだろう。
評価項目 | 評価 |
---|---|
安全性 | 3.0 |
スプレッド | 3.0 |
スワップポイント | 3.0 |
レバレッジ | 4.0 |
ボーナス | 0.0 |
取扱銘柄数 | 3.0 |
サポート | 3.0 |
総合評価 | 2.4 |
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LandFXの口コミ・評判
他の海外FX業者と同様にマイナススワップが多いです。しかし、マイナスの数値が低いため、できるだけマイナススワップを抑えるという取引が可能です。
日本在住者向けにはセントビンセント金融サービス機構(FSA)を取得、またグループ企業では英国金融行動監視機構(FCA)を取得していて、金融ライセンスの信頼性は高いと言える。
レバレッジは、海外FX業者の中でもトップクラス。実質無制限ともいえる最大21億倍のレバレッジは魅力的で、国内FX業者にはまねできないハイレバレッジで取引したい人におすすめだ。
ネット上では、LandFXは金融ライセンスを所持していないとの噂があったが、実際は2社で2つの金融ライセンスを取得している。中でも取得条件の厳しいFCAを取得済みというのは信頼性が高い。
サーバーダウン時は、狭い時間帯のみの返金対応だった。しかも、返金してもらえたのはLandFXに問い合わせをした人のみ。サーバーを強化したから同じことは起こりにくいかもしれないが、信用は失った。
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LandFXのメリット

LandFXの利用者を対象に、「メリットだと思うところ」についてアンケート調査を実施した。LandFXの多くの利用者がメリットに「スプレッドが狭い」と回答した。
LandFXは2022年3月28日の大幅リニューアルでスプレッドの縮小を行ったことにより、利用者もスプレッドの狭さを実感しているようだ。また、同じく大幅リニューアルの際に無制限レバレッジを導入したが、27%しかメリットを感じていないのは意外な結果となった。
LandFXのスプレッド・取引手数料
スタンダード口座とプライム口座では取引手数料は無料だ。ECN口座では1ロットあたり0.3pipsの取引手数料が発生する代わりに、狭いスプレッドを提供している。
下記は、海外FXブローカーのスプレッドを比較した結果である。2022年3月28日以前のスタンダード口座(Live口座)のスプレッドはまずまずであったが、現在は大幅に改善されているどころか、業界トップクラスの狭さを誇っている。
スタンダード口座のスプレッド比較
ブローカー名 口座名 | EURUSD | USDJPY | GBPUSD | EURJPY | GBPJPY |
---|---|---|---|---|---|
LandFX スタンダード | 1.3pips | 1.5pips | 1.6pips | 1.9pips | 2.2pips |
XMTrading スタンダード | 2.1pips | 2.0pips | 2.9pips | 2.8pips | 4.3pips |
AXIORY スタンダード | 1.2pips | 1.3pips | 1.4pips | 1.4pips | 2.5pips |
Exness スタンダード | 1.2pips | 1.7pips | 1.8pips | 2.4pips | 2.9pips |
HotForex プレミアム | 1.3pips | 1.8pips | 2.3pips | 2.1pips | 3.6pips |
TitanFX スタンダード | 1.4pips | 1.6pips | 2.3pips | 2.1pips | 3.3pips |
ECN口座のスプレッド比較
ブローカー名 口座名 | EURUSD | USDJPY | GBPUSD | EURJPY | GBPJPY |
---|---|---|---|---|---|
LandFX ECN | 1.2pips (0.3pips) | 1.4pips (0.3pips) | 1.7pips (0.3pips) | 2.0pips (0.3pips) | 2.3pips (0.3pips) |
XMTrading ゼロ | 1.5pips ($5.0) | 1.5pips ($5.0) | 2.1pips ($5.0) | 2.1pips ($5.0) | 3.4pips ($5.0) |
AXIORY ナノ | 1.0pips ($3.0) | 1.2pips ($3.0) | 1.2pips ($3.0) | 1.6pips ($3.0) | 1.7pips ($3.0) |
Exness ロースプレッド | 0.8pips ($3.5) | 1.0pips ($3.5) | 1.0pips ($3.5) | 1.3pips ($3.5) | 1.5pips ($3.5) |
HotForex ゼロスプレッド | 1.0pips ($3.0) | 1.2pips ($3.0) | 1.3pips ($3.0) | 1.7pips ($3.0) | 2.2pips ($3.0) |
TitanFX ブレード | 1.2pips ($3.5) | 1.4pips ($3.5) | 2.0pips ($3.5) | 1.9pips ($3.5) | 3.1pips ($3.5) |
- ()内の取引手数料は1ロットあたりの片道取引手数料。また、表示しているスプレッドは取引手数料込みのスプレッドを記載。
LandFXのカスタマーサポート
対応方法 | 日本語対応時間 | スピード |
---|---|---|
ライブチャット | 平日 11:00 ~ 17:00 | 即時 |
メール | 平日 10:00 ~ 18:00 | 1営業日以内 |
電話 | 平日 10:00 ~ 18:00 | 時間指定 |
海外FXブローカーでは、日本語対応が不十分でうまくコミュニケーションが取れない事例があるが、LandFXでは日本語対応しているためそういった心配はない。
LandFXの取扱銘柄の種類
銘柄 | 種類 |
---|---|
外国為替 | 67通貨ペア |
貴金属 | 5銘柄 |
エネルギー | 3銘柄 |
コモディティ | なし |
個別株 | なし |
インデックス | 11銘柄 |
ETF | なし |
仮想通貨 | なし |
上記では、スタンダード口座とプライム口座で取引可能な商品数を記載している。ECN口座はFXと貴金属のみ取引可能だ。取扱銘柄の種類は取引で不自由することのない”並”といったところである。
また、近年では海外FXブローカーであっても仮想通貨CFDを取り扱うブローカーが急増する中、LandFXでは取り扱っていない。しかし、グループ企業である”WISEBITCOIN”は仮想通貨専門ブローカーであり、そちらで現物とCFDの取引が可能となっている。LandFXと棲み分けしているのだろう。
LandFXのレバレッジ
新設されたスタンダード口座・プライム口座・スワップフリー口座では実質レバレッジ無制限(正確には21億倍)、以前は最大レバレッジ200倍であったECN口座では最大レバレッジ1,000倍に改善された。これは海外FXのレバレッジの中でも高水準の設定だ。
レバレッジ規制
andFXでは、有効証拠金残高により最大レバレッジを規制している。
有効証拠金残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
~$999 | 無制限(ECN口座は1,000倍) |
$1,000~$4,999 | 2,000倍(ECN口座は1,000倍) |
$5,000~$29,999 | 1,000倍 |
$30,000~$199,999 | 500倍 |
$200,000~ | 200倍 |
また、重要な経済ニュースの影響を受ける商品においては、ニュース発表15分前~発表5分後、日本時間で土曜日のAM4:00(サマータイムはAM3:00)~月曜日のAM9:00(サマータイムではAM8:00)の間、新規ポジションの最大レバレッジが200倍に規制される。
LandFXのスワップポイント
Land-FXは「海外FXのスワップポイントを比較したランキング」にて2位を受賞しており、ロングとショートの乖離が少ないことが大きな特徴だ。
高金利通貨をショートした場合、多くの海外FXブローカーでは多額のマイナススワップを徴収されるが、LandFXでは比較的少ないマイナススワップに抑えることができる。その反面、高金利通貨に関わらず、米ドルやポンドをロングした場合もプラススワップとなることはない。
2022年9月30日、スワップフリー口座をリリースした。以前は、ムスリム(イスラム教徒)限定で開設することができるイスラム口座でのみスワップフリーの取引を可能としていたが、本口座タイプの登場により、多くのユーザーがスワップフリーの取引を可能となった。スワップフリー対象銘柄は、FXとゴールドとなっている。
しかし、ポジションを1週間以上保有した場合、スワップポイントが発生する上に、口座自体がスタンダード口座に自動で変更されるため、注意が必要だ。
LandFXのデメリット

LandFXの利用者を対象に、「デメリットだと思うところ」についてアンケート調査を実施した。デメリットに「サーバーの不具合が起きた」と回答をした。
デメリットで一番多い回答は「サーバーの不具合」となった。2019年5月、6月に立て続けに2回のサーバーダウンを起こしており、その後はサーバーを増設するなどの対策を取っている。
LandFXの安全性・信頼性
運営会社 | Land Prime Ltd |
所在地 | Plaza Level, 41 Shortland Street, Auckland, 1010, NewZealand |
設立年 | 2013年 |
公式ホームページ | https://www.land-fx.com/ |
LandFXは”Land-FX UK Ltd”と”Land Prime Ltd”からなるグループ企業だ。また、LandFXグループは”WISEBITCOIN”という仮想通貨ブローカーも運営している。
LandFXの金融ライセンス
社名 | 金融ライセンス |
---|---|
Land-FX UK Ltd | 英国金融行動監視機構(FCA) – 709866 |
Land Prime Ltd | セントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁(SVGFSA) – 23627 IBC 2016 |
日本人を管理する”Land Prime Ltd”は、SVGFSA(セント・グレナディーン諸島)の金融ライセンスを取得している。
また、グループ企業である”Land-FX UK Ltd”は、厳格な規制を設けており、世界屈指の金融ライセンスの1つに数えられるFCA(英国金融行動監視機構)ライセンスを取得している。
LandFXは分割管理を採用
LandFXは、顧客の資金をJPモルガン・チェース銀行にて分割管理している。
LandFXの口座開設と入出金の手順
- 新規会員登録をする
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
- 証拠金の入金をする
- 取引を始める
LandFXの新規口座開設の方法

手順1.新規会員登録をする
LandFXのホームページから口座開設を行う。画面の表示に従い、下記順番にてフォームに必要事項の入力をする。
- 名前
- 生年月日
- メールアドレス
- 電話番号
必要情報の入力が完了するとSMS認証に移る。

手順2.個人情報を入力する
上記の手順にてエクスプレス口座の開設は完了したが、お試し用の口座のため開設から1ヵ月経つと使用できなくなる。
マイページにログインして本登録(Live口座開設)するため、個人情報の入力を行う。
- 個人情報
- 連絡先情報
- 資産状況&雇用状況
- 取引経験

手順3.本人確認書類を提出する
最後に本人確認書類を提出する。本人確認書類として身分証明書(PLE)、現住所証明書(POA)の2つをアップロードする必要がある。
提出書類の内容が真実、かつ正確である旨の署名、約諾書・追加リスク開示に署名を求められる。自身の名前を入力し申告を行う。
提出した書類は、約1営業日以内に審査が完了する。承認されると手続き完了通知のメールが届く。
LandFXの入出金の方法
LandFXの入金方法は「銀行送金(国内・海外)」「クレジット/デビットカード(VISA)」「オンラインウォレット(STICPAY)」「仮想通貨(BTC)」の計5種類に対応している。
海外FXブローカーで一般的なbitwalletには対応していない。また、ビットコイン以外の入金方法では最低入金額以下の入金も可能だが、その場合は入金手数料が発生する。
入金方法 | 最低入金額 | 入金手数料 | 口座反映時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 50,000円※ | 無料 | 1~2時間 (営業時間内) |
海外銀行送金 | 50,000円※ | 無料 | 1~2営業日 |
VISA | 10,000円※ | 無料 | 1時間以内 |
STICPAY | $5※ | 無料 | 即時 |
ビットコイン | $500 | 無料 | 1時間以内 |
- 入金手数料が発生しない最低入金額
LandFXの出金方法は「銀行送金(国内)」「オンラインウォレット(STICPAY)」の2種類のみだ。
現在クレジット/デビットカードの出金には対応していない。また、公式ホームページでは海外銀行送金との記載があるが、現在は国内銀行送金に変更となっているため、従来より出金手数料は安く改善された。
出金方法 | 最低出金額 | 出金手数料 | 口座反映時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 指定なし | 3,000円 | 2~5営業日 |
STICPAY | 指定なし | $0.3+2.5% | 即時 |
ただし、入金額100米ドルに対し2ロット以上の取引がなく出金した場合、LandFXが負担していた入金手数料をトレーダーが負担する必要がある。
LandFXのよくある質問
LandFXにボーナスはあるか
以前は積極的に様々なボーナスプログラムを実施していたが、2022年3月28日のリニューアルに伴い、ボーナスプログラムを一切廃止し、現在はボーナスプログラムを取り扱っていない。ボーナスに積極的なブローカーは「海外FXボーナスランキング」を参照。
LandFXの取引方式を教えて
LandFXの取引方式はNDD方式だ。スタンダード口座とプライム口座ではNDD/STP方式、ECN口座ではその名の通りNDD/ECN方式を採用している。ECN口座以外の取引方式は明記されていない。LandFXに問い合わせたところ「ECN口座以外はNDD/STP、ECN口座はNDD/ECN」と回答があった。
しかし、公式ホームページには、「LandFXでは、OTC市場において最も競争力のあるスプレッドをお客様に提供」といった記載が存在する。このことについてLandFXに問い合わせると「OTC市場とは店頭取引を指し、弊社カバー先のインターバンクやLPとお客様が直接お取引いただくことを意味している」と回答があった。
LandFXのロスカットレベルを教えて
LandFXのロスカットレベルは、スタンダード口座とプライム口座では0%、ECN口座では30%に改善された。
LandFXはゼロカットシステムはあるか
LandFXはゼロカットシステムではなく”マイナスリカバリー”という独自の制度を設けている。
マイナスリカバリーとは、マイナス残高10万円まではマイナスリカバリーが適応され、自動で口座残高がゼロにリセットされる制度だ(いわゆるゼロカット)。ただし、マイナス残高10万円以上の場合、マイナスリカバリーは適用されないが、追証はなく入金をする必要もない。引き続き取引を行う場合は、別口座を開設する必要がある。
リニューアル前のLandFXは「基本的にはマイナス残高は顧客が負担するものとし、サービスの一環で審査の上、Land-FXが負担する」と明記していた。また、「リスク管理がされていないとLandFXが判断した場合、別口座の残高と相殺、もしくは追証を請求することもある」としていたが、リニューアル後はこの部分が大幅に改善されたことになる。
- FXPEDIAが定める評価ガイドラインに従い評価を行った。
- LandFXのアンケート調査結果はこちら
- 最新の情報はLandFX公式ホームぺージを参照。
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